英語のリスニング力を楽しく磨く!おすすめの上達方法3選

英語のリスニング力を楽しく磨く!おすすめの上達方法3選

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今やNetflixやHuluなどの動画配信サービスでは、ハイクオリティな海外映画やドラマが見放題。

ドラマや映画だけでなく、洋楽も私たち日本人の生活に身近な存在となっています。

ただ、そのハードルといえば「英語」ですよね。字幕がないと何を言っているのかわからない、歌詞の和訳を見ないと何を歌っているのかわからない…など。

便利な翻訳アプリもありますが、2018年の時点ではまだまだスクリプトも精度が低く、過渡期の段階です。

英語のスピーチがスラスラ理解できたらな、と思い立ったらやることといえばリスニングの勉強。でも、独学で学ぶとしたらどうやって勉強するのがいいのでしょうか?

教材を買ってまじめに勉強する方法もありますが、できることなら片手間に、楽しみながら学び取りたいところですよね。

そこで、今回は英語のリスニング力を楽しく!スキルアップするコツについて考えてみました。

まずは正攻法で学習する方法について考えていきましょう。

目次

英語のリスニングスキルを上げる勉強法とは?

デジタルとアナログ

海外ドラマや映画を英語の音声で鑑賞したり、音楽を聞き続けるだけでも、耳は英語に慣れていきます。

とはいえ、字幕や歌詞カードの和訳は「要約」をされていることが多いので、英語の正しい文法や単語が分からなければ、本来のニュアンスは分からないままになってしまいます。

文法や単語の勉強も含めて、着実に英語の勉強をしよう!と思ったなら、英語の教材を利用するのがベストかもしれません。

英会話教室に通ってネイティブスピーカーと会話をすることが、英語の会話力の上達には一番早い道のりなのですが、何より授業料が高額なため、手軽に始めるというわけにもいかないのですよね。

ただし、今ではアプリやオンライン英会話などで、手軽に安価に英語の勉強をすることも可能です。

また、英語のリスニングに全く慣れていない、もしくは普段からもっと意識していたい、という時には「聞き流し」という勉強法もあります。

以下から、英語のリスニングスキルを上げる教材について、具体的に考察していきます。

英語のリスニング力はアプリで上がる?

日本全国、ほぼどこの本屋にも「外国語コーナー」といったような、異国語の教本を扱っている棚がありますね。

その中でも、世界共通語たる英語の教本は一番数も種類も多いはず。

リスニングに特化した教本は、必ずと言っていいほどCDが付いています。英単語や英文法の学習のための本にも付いていますが、しつこく飽きるほど聞き返すことで英語を聞き取る力が付いてくるのは事実です。

また、教本は初級から上級レベルまでプロセスごとに進行していくため、自分がどのレベルにいるのかも分かりやすいかもしれません。

ただ、スマートフォンの普及した現代で、かさばる教本を持ち歩いたり、CDの音源をパソコンにダウンロードしてスマホに移す作業も手間がかかります。

そこで、ぜひ利用してみたいものといえば、英語の勉強をサポートしてくれるアプリの数々です。

アプリも、基礎力を身につける初級者向けからビジネス英会話の上級者向けまで様々です。リスニングは基礎中の基礎から、中級者、上級者と、英語力の習得レベルによって、利用するべき教材は異なってきます。

基礎力が身についていない状態で上級者向けの英語を聞いても、耳が英語に慣れていくとはいえ内容はさっぱり分からないはずです。

ただ、基礎というものは中級、上級に上がっても忘れがちだったりするので、たまにおさらいすることが大事。

基礎に関しては「Duolingo」をはじめとして多くのアプリが対応しています。筆者も、こちらのアプリで基礎をおさらいしていますが、スッキリしたデザインも相まってわかりやすく、良いアプリだと思います。

英語の勉強アプリには無料のものも少なくありませんから、リスニング力を身につけたかったら最低1つはダウンロードしておきたいですね。

これからも、リスニングを含め英語の勉強は本よりもアプリが主流になっていくことだと思われますから、今後もアプリに期待していいのではないでしょうか。

教材もアプリも「訛り」に対応していない

リスニングのアプリや教材も、「正しい発音」を教えてくれます。英語を学んでいざ話すという時に、正しく発音できなければ会話も成立しませんからね。

しかし、現実的には英語には「訛り」というものが存在します。アメリカ英語とイギリス英語の発音が全然異なる上、アメリカ英語には各州や移民の発音など、さらに多くの訛りがあります。

たとえば日本語でも関西弁は関東の人にもわかりますが、一部の東北地方の方言などはさっぱりわからない、ということもあるでしょう。これとおなじ現象が英語でも起こるのです。

リスニングの基礎を学んでいるときには意識する必要はないのですが、ある程度英語スキルが身についてきたなら、色々な訛りの発音にも慣れていきたいところですね。

TOEICのリスニングの問題にも、オーストラリア訛りやイギリス訛りなど、様々な発音で出題されることがありますから、試験を受ける時にも訛りを理解することは必須となるのです。

その「Accent(発音)」に慣れるには、できることなら英語圏の各国を渡り歩きたいところですが、リッチであったり不労所得でもない限り、難しいところです。

ただし、英語のリスニングの教材でも各国のアクセントで音声を流してくれるものはあまりありません。アプリでも、正しい「Pronounce(発音)」や、つなぎ合わせの音声で教えているものがほとんどです。

ですから、英語レベルが日常会話以上、ある程度のリスニングとスピーキングのスキルが身についてきたと感じたら、教本やアプリなどの教材から離れて、より自然な英語を自ら聞きにいってみましょう。

「聞き流し」は効果があるのか

イヤホン

よく聞くリスニングの勉強法として、「聞き流し」というものがあります。

これは、そのスピーチの内容や解説も無しに、ただただ延々と英語のスピーチを聞き流していくだけというもの。はたしてそれだけで、リスニング力は身につけることができるのでしょうか?

これも、何がどの程度まで学習できるかは、本人の現在の英語レベルに依存するものになります。

聞き流しというのはおおよそ「耳を英語に慣らす」という目的のものですから、初級者でさっぱり理解できないとしても、ネイティブスピーカーのスピーチを聞き続ければ、どこで単語が区切れているのかくらいはわかるようになります。

ただし、そこで内容まで理解できるということではありません。単語と文法の学習がなければわからないものです。ですから、いくら「英語耳」に慣れたとしても、聞き流し学習の「天井」は英語の理解度と比例しているのです。

また、教材の付録などは同じ内容の繰り返しになりますね。同じ内容を繰り返し、文法や単語の学習も合わせて理解できるまで繰り返し聴いていれば、リスニング力もしっかり身についていくことだと思われます。

しかし、TOEICやTOEFLの攻略には役立ったとしても、先ほども述べたように「訛り」の対応などがさほどされていない上、完璧な文法で話す速度もちょうどいいスピーチであるため、自然な英会話の実践には正直物足りないところがあるのも事実です。

ですから、より実践的な英会話のためのリスニングのスキルアップを望むなら、ある程度「英語耳」が身についたらネイティブスピーカーのYouTubeやラジオなど、「教材」の世界を飛び出してみましょう。

英語のラジオを聞こう

今はApple Musicなどをはじめとするスマホアプリで、英語のラジオやポッドキャストも気軽に聞くことができますね。

聴いてみればわかると思うのですが、ネイティブスピーカーの会話の速度はとっても早口に感じる場合もあります。特に音楽やバラエティの番組などはアクセントの強いDJも稀にいて、丁寧でやさしい教材のスピーチと異なり、何を言っているのかさっぱりわからないこともあります。

これは、日本人同士でもたまにお互いの言っていることを聞き取れなかったりなど、ネイティブスピーカー同士にとってもありうることですから、言っている内容を全て完璧に把握する必要はありません。わからない部分があっても、話の前後で内容を把握できたら太鼓判ですね。

しかし、さすがにラジオのDJともなれば、ある程度誰にとっても聞き取れるようなスピーチをしていますから、ある程度英語に慣れていれば理解することができるかもしれません。特にニュース番組なら、正しい発音でスピーチしますから、リスニングの教材としてはもってこいなのです。

リスニング力を身につけるには、毎日の継続が必要不可欠。寝る前や朝の支度中など、普段聴いているチャンネルを英語のものに変えて聴いてみると、生活リズムに沿った勉強ができるかもしれません。英語のラジオを聴いて、リスニングスキルを鍛えてみましょう。

毎日のニュースを英語で聞いてみよう

ラジオでも、テレビでも、ニュース番組は正確な発音でスピーチをしてくれるので、リスニングを始めたばかりでも比較的、ネイティブスピーカーのコンテンツの中でも聞き取りやすいものになります。

英語は年々、国際社会としての日本でも必要なスキルとなり、日常生活でもビジネスシーンでも、英会話能力は重んじられるようになってきました。

そして日本に在住の外国人も増加の傾向にあるため、日本のニュースの英字新聞や、ニュースを英語音声で聞くことのできるサイトも台頭しています。

日本の、身近なニュースを英語で聞くことができるということは、リスニング力向上のためにとても役に立ちます。毎日のニュースを英語で聞いて理解できるようになれば、通勤や通学中、またちょっとしたひと時にも「ながら勉強」ができるのです。

このようなサイトやアプリのなかでお気に入りのものをひとつ見つけたら、日常のなかに取り入れてみましょう。

文章を読みながら英語を聞くことで基礎力もアップ

リスニングのスキルは、文章を読みながら聞き流すことで、新しい単語や文法の取得にもつながります。

英語は聞き流すだけでは実践力に直接繋げることは難しいですから、ニュースを英語で聞くときは、文章を読みながら見ることのできるものにすると、より深い勉強をすることができるのです。

時間が許すなら、一度文章なしで音声のみリスニングしたのち、今度は文章を読みながら同じニュースを初めから聴いて、初めに聞いて把握した内容の答え合せをしましょう。それを最低でも一回できれば3回ほど繰り返すことができたら、十分な勉強になるのではないでしょうか。

文法や単語などの基礎を身につけてこそのリスニングスキルですから、まんべんなく学習をすることを心がけましょう。

リスニング練習ができるサイトを見てみよう

スマホアプリが台頭する前から、インターネットのウェブサイトでリスニングを学習できるページがあります。

英語の学習教材のように丁寧に教えてくれるものばかりではなく、そのサイトの「仕組み」を利用した学習法というものも少なくはありませんが、パソコンのある環境で空いた時間にそれらのサイトを利用することで、さらに安価に手軽にリスニング力を身につけることができるでしょう。

リスニングのサイトによっては、英単語の発音に集中したラインや政治・宗教に関する話題など、学びたい方向性に合わせて細かくセクションの別れたものがあるので、英語学習アプリよりも細かく具体的な勉強が可能です。

これらのリスニングに特化したサイトは、どれも比較的聞き取りやすい優しめの英語で話してくれるので、学習にはぴったりです。

今や初級者から中級、上級者まで、それぞれのレベルに合わせたリスニングのサイトを見つけることができますから、自分のレベルに合わせてサイトを選択し、勉強していきましょう。

“TED”のプレゼンを見てビジネスにも活用

TED、「スーパープレゼンテーション」というものをご存知でしょうか?

ウェブサイトやスマホアプリにもなっていますが、ライフハックから文化、教育、科学など、様々な分野に携わる色々な人が、自分の考えやアイデアなどをプレゼンテーションするチャンネルです。

その名もTechnology Entertainment Designの頭文字をとっています。iPhoneなどにおなじみのApple社の創設者スティーブ・ジョブズさんもこのTEDでのプレゼンテーションに登壇していました。

TEDの魅力は、なんといってもあらゆる話題が毎日更新されていくこと。また「TEDxTokyo」など、日本を含む世界各地で開催されている、身近なものでもあります。世界中に無料配信されるこのTEDの情報は、YouTubeでも視聴でき、いつでも見ることができます。

また、どれもハイレベルなプレゼンテーションであり、日本語字幕があるものも多く、リスニングなど言語学習だけではなく、ビジネスや研究などのプレゼンの参考にもなります。プレゼンの構成や話し方ひとつとっても、「人に情報を伝える」という技術がとても高い人ばかりであることが見受けられます。

TEDの視聴により、ビジネス英会話の上達も望めますが、どのスピーチもゆっくりで聞き取りやすいため、初心者にもどんなレベルの人にもおすすめできます。

TED Talksというウェブサイトやアプリから視聴が可能ですから、空いた時間にでも是非ご覧になってみてください。ただし、プレゼンに夢中になるあまり、電車を乗り過ごさないように注意しましょう。

どうせなら楽しく勉強したい!海外テレビ番組で楽しく勉強

テレビ視聴する男性

英語のリスニングの勉強がしたい!でも教材を買って勉強を初めてみても、三日坊主で長続きしない…という方には、より楽しい学習がおすすめ。

海外ドラマや映画を日本語字幕、英語音声で見ているだけでも、リスニングの「英語耳」は鍛えられます。字幕の英訳は直訳ではなく、要約といった形のものが多いのですが、作中のキャラクターによってはスラングを使ったり訛りの強い人もいるので、かえってより自然な英語のリスニングの勉強になりそうです。

それに、海外ドラマ、中でもアメリカのドラマはなんといっても全てがハイクオリティです。脚本からセットまで、全てが「次の話も早く観たい」と思わせるような面白さで、つい夢中になる人も多いのです。

聞き流しの教材を聴いているよりも、好きなドラマを1シーズン見ている方が楽しく「英語耳」に慣れてくるかもしれません。学習は、「楽しい!」と思えてこそ素早く身につけることができます。

初心者にとって海外ドラマのシリアスなストーリーが難しくても、子供向けのアニメ番組なら、英語も簡単で展開もわかりやすく、字幕なしでも流れを理解できますから、実はリスニングの勉強にはもってこいの教材です。

筆者もそうしてリスニングを強化した(日本語訳されてなかったので仕方なく英語音声で見ていたらいつのまにか英語に強くなっていた)思い出があるので、効果はあるのだと思います。

では、海外ドラマや映画でリスニング力を鍛える方法について、具体的にお話ししていきましょう。

ビジネス英語も覚えられる?

海外ドラマは色々なジャンルのものがあり、刑事、犯罪ドラマからホームコメディまで様々です。

作品の種類は実に多岐にわたるので、自分と似た環境の主人公を探すのにもそう苦労しないかもしれません。

人間模様を描くドラマですが、主に日常会話ならドラマや映画から取得するのは難しくありません。自然な会話のイメージも掴みやすいでしょう。しかし、ビジネス英会話はどうでしょうか?

英語には日本語のような「敬語」の言い回しははっきりとはありませんが、ビジネスシーンではカフェの店員とやりとりするようなフランクな英会話では失礼に当たってしまいます。「I’m」のような省略もせず、「I am」とはっきり述べます。

そのような堅苦しい英語は海外ドラマや映画で聞くことができるのかといえば、答えはYES。それは「堅苦しいテーマのドラマを見る」ということによって解決します。

たとえばドラマ「Low and Order」の法廷の弁論のシーンなどは、裁判員に語りかけるシーンなどカジュアルな語り口調の場面もありますが、裁判官との会話はビジネス英語のことが多いです。字幕が敬語になっている場合は、「ビジネス英語かも」と思っていいでしょう。

ただし、ビジネス英会話を覚えなくてはいけないということになったなら、そのための教材や英会話教室など正規のルートで学ぶ方が間違いありません。海外ドラマは、あくまでもその勉強の息抜きとして鑑賞するといいのではないでしょうか。

おすすめのドラマ“SUITS”

もしドラマからビジネス英語のリスニングができたら…と思っている人にオススメの海外ドラマが『SUIT』です。

日本で2018年にフジテレビで同タイトルのドラマが制作されていますが、ここではアメリカのドラマの『SUIT』のお話をします。

『SUIT』は弁護士が主人公のドラマですが、内容は裁判のシーンはほとんどなく、裁判になる前の計略や人間模様が主なシーンとなっています。

そしてなんといっても『SUIT』のドラマはビジネス英会話の宝庫です。弁護する相手とのやりとりから上司に対する口の聞き方まで、ビジネスシーンが盛りだくさん。

海外出張や海外在住の予定のある方にとっては参考になるドラマなのではないかと思います。ぜひリスニングの教材として、一話ずつ字幕ありとなしで、繰り返し視聴してみてはいかがでしょうか。

ファンタジーものは面白いけど参考になるの?

海外映画やドラマの『The Lord of the Rings』や『Game of Thrones』など、古代〜中世ヨーロッパをモデルにしたようなファンタジー作品はとても魅力的で、のめり込んでしまうほど面白いものがたくさんありますよね。

『Game of Thrones』のような大作ドラマだと、シーズンも多く一話ずつがそれぞれ長いのですが、自分の生活リズムを崩してでも見続けてしまうほど、中毒性のある作品も少なくありません。

ただし、英語の学習として、これらのような海外ファンタジー作品を英語音声で視聴しても、リスニング力の向上にはあまり役立たせることはできないかもしれません。

なぜかというと、日本の大河ドラマのセリフも古めかしい喋り方をするのと同じように、海外ドラマでも同じように古い時代設定なら古い言葉遣いを使っているからです。現代で偉い人のことを「My load (殿下)」なんて呼びませんよね。

ファンタジー作品のなかのセリフは「古英語」を参考として発音したり、言い回しが古臭いこともしばしばです。ファンタジー作品の英語を参考に勉強してしまうと、いざ実践で英語圏の人と会話をした時に「どこの時代の人だろう?」と不思議に思われるかもしれません。

それはそれで周りからしてみれば個性的で面白いかもしれませんが、現代の正しい英語は現代の物語から学ぶ方が自然に身につけることができるでしょう。

やっぱりアニメがEASY!

アニメ

テレビや映画から英語のリスニング力を鍛えようと思うなら、筆者がおすすめするのはアニメ作品です。

外国人が日本語を覚える時に『クレヨンしんちゃん』などの日本のアニメを見て勉強になった、という話を聞きますが、それと同じように日本人も覚えたい国のアニメ番組を英語音声で視聴することで、英語耳になることを期待できます。

何よりアニメ作品は子供向けが多いということもあり、簡単な英語を使われています。その分ビジネス英語はほとんど使われていませんが、リスニング初心者にとっては素晴らしい教材となるでしょう。

少し慣れたら字幕なしでも、キャラクターの表情やストーリーの展開も目で見てわかりやすいため、話についていけないことはないと思われます。

たまにキャラクターがとても早口で話すこともありますが、その場合はその部分を繰り返し聴いて、しっかり把握していく方が勉強になりますから、しつこく繰り返してストーリーの流れを掴みましょう。

英語初心者におすすめのアニメ「タートルズ」シリーズ

筆者がおすすめするリスニング用の英語のアニメは『Teenage Mutant Ninja Turtles』です。縮めて「TMNT」と表記することもあります。

日本でも昔「タートルズ」としてアニメが放送されていました。世界中で数十年愛され続けているアニメ、漫画作品なのです。アニメはどの世代に向けても制作されており、日本でいうところのドラえもんのような長寿番組になっています。

「10代でミュータントで忍者で亀」というめちゃめちゃな設定ですが、自然と物語は理解できていくと思います。そして、アニメ作品は子供向けのため、英語もわかりやすい。

「忍者」など、ところどころに日本の要素があるところも日本人にとって親和性があるかもしれません。映画にもなっており、NetflixやYouTubeなどで視聴可能です。

高校生程度のレベルである程度リスニングに慣れているなら、字幕なしでもストーリーについていけるでしょう。めちゃめちゃな展開にツッコミを入れながら、楽しくリスニングを勉強できるのではないでしょうか。

アメリカンジョークもわかる”The Simsons”

『シンプソンズ』は『タートルズ』と同じく、日本でも有名ですよね。ビレッジヴァンガードなどであの黄色いキャラクターたちのグッズも売っています。

シンプソンズのアニメは、ブラックジョーク(dark humor)が満載で、子供よりも大人に人気があるほどアメリカで親しまれています。

なぜリスニングの教材としてシンプソンズをオススメするのかという理由は、その「ニュース性」にあります。このアニメは政治・宗教など自治問題すらジョークのネタにしますが、それらの最新の話題をすぐにアニメに反映するため、スラングを覚えたりビジネスシーンにさえ活用できるという可能性があるのです。

実際のニュースとはもちろん内容は違いますが、国際的なジョークからアメリカの今を理解したり、ニュースをみるとっかかりとしては大変面白いものだと思います。

シンプソンズに登場するキャラクターは声や喋り方が独特で聞き取りづらいこともあるかもしれませんが、これも根気強く繰り返し見ることで解消できるでしょう。

なかにはわざと、英語のネイティブスピーカーでもかなり聞き取りづらい喋り方をするキャラクターもいることもありますが、全体的にそれほど真剣に聞かなくてもいいと思います。

リスニングの勉強というより、息抜きとしてシンプソンズをはじめとしたアニメ作品に触れてみるのはいいのではないでしょうか。常日頃から英語を聴くことでリスニング力は鍛えられていきますから、英語の作品を毎日鑑賞する癖をつけましょう。

無料のYouTubeで英語の実況を見よう

NetflixやHuluなどの動画配信サービスに登録をしていないから毎日の海外作品鑑賞が難しい、という場合でも、YouTubeなら無料で視聴できますから、色々な英語のチャンネルを観ることもできます。

YouTubeなら、最近は「ユーチューバー」と言われる人たちもいるように、色々な動画を個人で配信している人もたくさん見かけます。

そこで、英語を話すユーチューバーのチャンネルを視聴すれば、リスニングの練習になるのではないかと提案します。

YouTubeで動画を配信している人の人口は多く、より自分にあったレベルの動画を見つけることができるでしょう。

英会話の基礎についての動画を配信している人のチャンネルならリスニングを含む英会話の基礎から学べますし、より自然な英語を話しているところを聞きたければ、ただ英語でゲームのプレイ動画を載せているだけの人もいます。それらのような動画を視聴することで、リスニングを鍛える助けになるでしょう。

YouTubeはほとんどが個人撮影の動画で、テレビアナウンサーやラジオDJのようにはっきりとしたスピーチよりも、より日常会話らしいトークを見ることができますから、実践的なリスニングの勉強としては最適だと思われます。

チャンネル数も多く、暇な時間を奪われていくYouTubeですが、英語の勉強も兼ねてみればより有意義な時間になるのではないでしょうか。

視聴するユーザーの出身を定めよう

前にもお話ししたように、英語は国や地方によって訛りというものがあります。

特に、イギリス英語とアメリカ英語では、文法上では同じものの、お互いに何を言っているのかわからない、というほどに発音や単語が異なることがあります。

そのいわゆる「ブリティッシュイングリッシュ」と「アメリカンイングリッシュ」では差異があるため、英会話やリスニングなどの実践的な部分を勉強する時には、はじめはどちらか一方に的を絞ったほうが良いと思われます。

例えば留学や転勤先がイギリスやオーストラリアなどのイギリス英語の圏であったなら、イギリス英語の発音や言い回しに慣れておく方がいいでしょう。

ですから、もしYouTubeなどの個人が掲載している動画からリスニングの勉強をしようと考えているなら、自分が今後行きたい、または行く予定のある国のユーザーの動画を集中的に視聴することがおススメです。

通勤、通学中にも上達できる洋楽で英語のリスニング

ランニングと音楽

ここで、英語の歌詞の音楽を聴くことで、英語のリスニング力を向上する方法について考えていきたいと思います。

通勤中、通学中なら「聞き流し学習」にはもってこいのタイミングですが、それにしたって、自分の好きだと感じる音楽を聴き流すほうがずっと楽しく学べますよね。

ただ、音楽の歌詞というのはやや特殊で、だいたいは脈略も意味もないものが多く、全体を一つのストーリーとして捉えられるものはあまりないと思って良いでしょう。ワンフレーズごとで把握していくことになりそうです。

また、洋楽からリスニングの勉強をしようと思っても、洋楽ならなんでも良いというわけではありません。メタルやラップなど聞き取りづらいものもあります。好きな音楽から勉強しても良いのですが、まだ慣れていないうちはわかりやすいものから始めたら良いでしょう。

そこで、リスニングの勉強に適している洋楽をご紹介していきます。参考にしてみてください。

最初はゆったりとしたカフェミュージックや分かりやすいポップソングがおすすめ

お洒落なカフェで流れているようなゆったりしたジャズ系の洋楽は、比較的歌詞も分かりやすく聞きやすいものが多いです。

YouTubeやApple Musicでも、「カフェミュージック」と検索すればプレイリストを見ることができるでしょう。

なかには馴染みのある日本の歌を洋楽のポサノバテイストにアレンジしたものもあり、導入としては入りやすい種類なのではないかと思います。

もしくは、テイラー・スウィフトのようなポップスターの分かりやすい歌なら、何度も聴いて覚えることでカラオケでも歌えるようになれば、より楽しさを次につなぐこともできますね。

できれば英語の歌詞をみることができ、さらに和訳がされているものが、自分の意訳と答え合わせができるため、探して見つけていけたら良いのではないでしょうか。

一曲全て聞いてから、次は英語の歌詞を読みながら聴き、最後に和訳を見て、自分の解釈が合っているのかを確かめる、という流れができると理想的です。

また、自分でもその曲を歌ってみるとさらに効果的です。洋楽も、特にポップソングには日常会話で使うフレーズもよく練りこまれているので、意外にも実践的な勉強にすることができるのです。

日本人も大好きな定番のNorah Jonesを聞いてみよう

国内のカフェなどでも、よくノラ・ジョーンズというジャズシンガーの歌が、店内BGMとして流れているのを聴くことができます。

彼女は全米でも最も有名な現役ジャズシンガーです。「ジャズ」というとどこか渋い雰囲気のあるものに感じますが、ノラ・ジョーンズ自身も若いということもあり、彼女の歌はポップスの魅力も併せ持った新鮮なものになっています。

それでいて、ボブ・ディランなど、昔のブルースやロック、フォークミュージックをカヴァーしていたりもするので、どんな年齢層にも愛されています。

ブルースやフォークミュージックは歌詞もとてもわかりやすいので、リスニングの勉強に向いています。特にブルースは聞き取りやすくリズムもゆったりしているのでおすすめです。

ノラ・ジョーンズの曲なら「Come Away With Me」や、ボブ・ディランのカヴァー曲である「I’ll Be Your Baby Tonight」が初心者におすすめです。

全て歌詞が聞き取りやすい歌なので、ゆったりとした甘い歌声に癒されながらリスニングを勉強できるのではないでしょうか。

70〜90’sのミュージックはとってもわかりやすい

ノラ・ジョーンズがよくカヴァーしているような1970年代以降のフォークロックやブルースは、どれも「歌」がメインであるため聞き取りやすく、リスニングの教材に適しています。

英語の授業でも、カーペンターズやビートルズ、ポップソングではバックストリートボーイズなどを教材として使っていることもありますよね。2018年現在ではそれらは両親や祖父母くらいの時代のものですが、色褪せない魅力があると思います。

70年代以降の洋楽シーンでは、ミニマルミュージックやオルタナティブなどの前衛的なものも台頭してきていたため、英語のリスニングに向かない音楽もたくさんあります。しかし、有名な歌はどれも聞き取りやすいですから、英語の教材として適しているのです。

ちょっとレトロな音楽の中からお気に入りを探すのも楽しめると思います。リスニングに慣れてきたなら、どんな歌でも何を歌った曲なのかわかってきますし、自分で声に出して歌ってみることでも英語の発音も上達しますから、英語の勉強をしている時には積極的に洋楽を聴いてみましょう。

ロックやメタルは正直全然参考にならない

筆者はジムでトレーニングやワークアウトをするときにMetallicaなどのヘヴィメタルをよく聴くのですが、それらの類のバンドが英語のリスニングの勉強に役立つかというと、全然そんなことはないと思います。

熱のある声や、いわゆるデスボイスで歌うことも多く、参考にしても英会話として成立しないジャンルだと思います。また放送禁止ワードもたっぷり含まれているので、激しい音楽から英語を学ぼうとするのはやめたほうがいいでしょう。

ただ、音楽としてかなり深く、カタルシスや気分転換を期待できるので、英語の勉強に疲れた時に聞いてみるのもまた一興かもしれません。

一応歌詞も付いていることもありますから、激しい世界観が好きな人なら、覗いてみてもいいでしょう。好きなものから勉強することが大切です。

邦楽にも英語が出てくるけど…

洋楽の影響は世界的であり、日本も例外ではありません。それどころか、最近のJ-POPやロックは洋楽のポップスを参考にしたところがかなりあると思います。

ビートルズをはじめとして、昔から日本では洋楽ブームというものがありました。それらの影響から、日本人でも英語の歌を歌ったり、歌詞の一部を英語にするなど、英語は日本の音楽文化に深く入り込んでいますよね。

ただ、日本人が書きおろした英語の歌詞というのは、ネイティブスピーカーにとってやや違和感があるものが多いのだとか。

たしかに歌詞も「文学」の一部ですから、日本文学を知らないのに美しい詩を書くことができないだろうというように、英文学を知らないで英語の詩を書いてもしっくりこないのかもしれません。

英語の「リリック」に優れた日本人アーティストもいますが、英語のリスニングを勉強するときは、できるだけネイティブ英語の音楽を選ぶのがいいでしょう。

結局は英語を話す友達や恋人を作るのが一番

これまで英語のリスニングの勉強法について色々お話ししてきましたが、あらゆる英会話の勉強法の中でどんな方法が一番上達できるのかというと、やはりネイティブスピーカーと日常的にコミュニケーションをとる、ということに限ります。

要するに、語学留学をしたいという人の目的はそういうことになりますよね。英語圏で暮らすことによって、強制的に毎日英語を話さなければ暮らしていけない環境に自らを置き、英会話に慣れていくという方法です。

ですが、留学したり英会話教室に通う時間もお金の余裕もないという人でも、英語を話す恋人や友人を作ることで、リスニングを含めて英会話はみるみる上達します。

特に恋愛の場合、会話ができなければどうしようもありませんから、頑張って相手と話そうとしますよね。リスニングもスピーチも、「絶対に上達しないといけない」状況に追い込まれたり、強い動機を持つことで格段にレベルアップします。

英会話カフェや、外国人向けのホステルのイベントなど、英語圏の人たちとの交流の機会は意外といたるところにあります。それにインターネット上でも友達を作ることのできる時代ですから、英語の勉強をするなら英語を話す友達を作って、勉強に協力してもらうといいのではないでしょうか。

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